[iOS 8] Safari 8 で CSS Compositing and Blendingをサポート

[iOS 8] Safari 8 で CSS Compositing and Blendingをサポート

Clock Icon2014.09.18

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こんにちは、清田です。

WWDC 2014のSafari 8のセッション内で、CSS ShapesとCSS Compositing and Blendingをサポートすることが発表されました。 サポートされたCSS Compositing & Blendingについてご紹介します。

CSS Compositing & Blendingとは?

色の合成と混色をcss側で制御することが可能になったとのこと。それでもなんのこっちゃですよね。。。。
簡単なイメージ図で説明してみたいと思います。まず、従来のCSSでは、レイヤーAの上部にレイヤーBを被せたレイアウトをすると以下のようなに表示されるかと思います。

img-css-blending-support-001_v2

次に、同じレイアウトのまま、CSSのブレンドモードを反映して描画してみると以下のように色が合成された表示結果が再現されます。

img-css-blending-support-002_v2

ブレンドモードでは上部に重ねられたレイヤーが、下の要素の色味を取得して混ぜ合わせた色味を表示できるようになりました。

ブラウザの対応状況

下の対応表を確認してみると、Safari 8から対応したのが確認できます。

css-blending-support

実装してみる。

実装方法はすごく簡単で、上部の重ねる要素にブレンドのスタイルを反映します。
まずは、黄色背景の上部にグレーの画像を設置しました。

img-css-blending-support-003

htmlソースコード
<div class="content">
  <img src="sample.png" class="img-sample" alt="サンプル星画像">
</div>
cssソースコード
  .content
  {
    position    : relative;
    width       : 480px;
    padding     : 20px 0;
    text-align  : center;
    background  : #fbb03b;
  }
  .img-sample
  {
  /* ここにブレンドモードの指定を記述します。 */
  }

ブレンドモードの指定

画像にブレンドモード:multiply(乗算)を指定した結果が以下になります。
cssの制御のみで、Photoshopの合成モードのような制御ができるようになりました。すごいですね!

表示結果

img-css-blending-support-004

CSS記述

  .img-sample
  {
    blend-mode: multiply;
  }

ブレンドモードの種類

ブレンドモードで指定できる一覧になります、Photoshopの描画モード並にたくさんの指定ができます。

項目 項目 画像
normal 通常 001
multiply 乗算 001
screen スクリーン 001
overlay オーバーレイ 001
darken 比較(暗) 001
lighten 比較(明) 001
color-dodge 覆い焼きカラー 001
color-burn 焼き込みカラー 001
hard-light ハードライト 001
soft-light ソフトライト 001
difference 差の絶対値 001
exclusion 除外 001
hue 色相 001
saturation 彩度 001
color カラー 001
luminosity 輝度 001

まとめ

このタイミングにてSadari8から、いろいろとCSSサポートが進みましたね。
ブレンドモードを適応している要素にモーション等の効果を反映すると視覚的に面白い効果ができるんじゃないかなーと個人では思ってたりします。 レンダリング上、重いかもしれないないですが...
CSSの表現の幅を広がってきましたね、CSSでここまで制御できるのは驚きですね。

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